お客様の「あったら良いな」とは?

ホールスタッフ先生、「あったら良いな」って、
お客様の要望とは違うんですか?



少し違います。
「あったら良いな」とは、
お客様が言葉にしていない期待のことです。



言葉にしていない期待?



例えば、
飛騨高山へ旅行に来た家族が、
「飛騨牛が食べたい。」
と言ったとします。



でも、
本当に期待しているのは、
飛騨牛だけではありません。



先生、
飛騨牛以外にも期待していることがあるんですか?



あります。



例えば、
窓から古い町並みが見える席。
家族みんなで写真を撮りたくなる盛り付け。
旅行の思い出になる器。



そんな小さな工夫が、
「あったら良いな」
なのです。



なるほど…。
料理だけじゃなく、
旅行をもっと楽しくする工夫なんですね。



でも、
お客様が何を「あったら良い」と思うかなんて、
分かるんでしょうか…。



だから私は、
利用シーンと心の声を考えます。
利用シーンが分かる。
心の声が分かる。



すると、
自然と
「あったら良いな」
が見えてきます。



つまり、
「あったら良いな」は、
考えるものなんですね。



その通りです。
繁盛店は、
偶然お客様を喜ばせているのではありません。



「あったら良いな」を
考え続けているから、
選ばれるのです。



つまり、
「あったら良いな」とは、
お客様の心の声を形にしたものなんですね。



その通りです。



私は、
「あったら良いな」を
一つ増やすことが、
お客様に選ばれる理由を
一つ増やすことだと考えています。
目次
原島純一の視点
私は繁盛店を視察すると、
料理を見る前に、
「このお店には、
お客様の『あったら良いな』が、
いくつあるだろう。」
と考えます。
景色。
接客。
料理。
器。
写真映え。
居心地。
その一つひとつが、
お客様の心の声を形にしたものです。
だから私は、
繁盛店とは、
「あったら良いな」
を積み重ねたお店だと考えています。