看板商品とは?

ホールスタッフ先生、看板商品って、一番売れている料理のことですよね?



そう思われることが多いですね。
でも、私は少し違うと考えています。



看板商品とは、
「このお店へ行きたい。」と
思ってもらう理由になる商品です。



えっ、一番売れている料理とは違うんですか?



はい。
例えば観光地のお店で、
飛騨牛料理が一番人気だったとします。



でも、
飛騨牛だから人気なのではありません。



お客様が、
「飛騨高山へ来たら、このお店で飛騨牛を食べたい。」
そう思う理由があるから、看板商品になるのです。



先生、料理がおいしければ、
自然と看板商品になるんじゃないですか?



料理がおいしいことは、とても大切です。



でも、
料理がおいしいだけでは、
看板商品にはなりません。



なぜなら、
お客様は料理ではなく、
その料理で得られる体験を
求めているからです。



体験ですか?



はい。
例えば、飛騨牛を食べることだけが
目的ではありません。



家族で旅行の思い出を作りたい。
飛騨高山らしさを感じたい。
写真を撮って思い出に残したい。



その体験を実現する商品だから、
看板商品になるのです。



先生、
でも、うちにも看板商品って作れるんでしょうか…。



もちろんです。
ただ、
最初に考えるのは料理ではありません。



まず、
お客様は、
どんな体験を求めて来店しているのか。
そこから考えます。



つまり、
利用シーンから考えるということですね。



その通りです。
利用シーンが分かる。
心の声が分かる。
「あったら良いな」が分かる。
その積み重ねが、
看板商品になります。



つまり、
看板商品とは、料理ではなく、
お客様が期待している体験を
形にした商品なんですね。



その通りです。
だから私は、看板商品とは、
「このお店へ行く理由」になる商品だと考えています。
原島純一の視点
私は繁盛店を視察すると、
最初に、
「このお店の看板商品は何だろう。」
を探します。
そして次に、
「なぜ、この商品がお客様に選ばれているのだろう。」
と考えます。
その理由をたどると、
必ず、
利用シーンがあります。
心の声があります。
そして、
お客様の「あったら良いな」があります。
つまり、
看板商品とは、
料理そのものではありません。
お客様が期待している体験を形にした商品なのです。
だから私は、
看板商品を見ると、
そのお店の考え方まで見えてきます。