浅草2,303店を見て思った。「何が食べられる店か」は、すぐ分かりますか?

浅草の飲食店について、ちょっと面白い調査を見つけました。

株式会社movが、浅草の飲食店2,303店舗を対象に、Googleマップの口コミを分析したものです。

調査期間は2026年8月21日から9月18日まで。

口コミ総数は9,656件。

そのうち、外国語の口コミは6,666件でした。

そして外国語口コミの多かった上位10店を見ると、

牛かつ。
うなぎ。
ラーメン。
和牛。
すき焼き。
もんじゃ。
ハンバーグ。

といった店が並んでいます。

ここを見ていて、私はすごくシンプルなことが気になりました。

「この店に行けば何が食べられるのか」が、かなり分かりやすい。

ということです。

もちろん、

「何が食べられるかが分かりやすいから人気になった」

と、この調査だけで言うことはできません。

人気の理由には、立地、価格、口コミ評価、SNS、接客、商品力など、いろいろあるはずです。

でも、それでも私は、

飲食店はまず、「何が食べられる店なのか」が一目で分かることが大事なのではないか。

そんなことを考えました。

目次

浅草で店を探す旅行者は、2,303店を比較しない

浅草にはたくさんの飲食店があります。

今回の調査対象だけでも2,303店舗です。

当然ですが、旅行者はその2,303店を一軒ずつ比較するわけではありません。

Googleマップを開く。
いくつか候補を見る。
店名を見る。
写真を見る。
口コミを見る。
そして、「ここなら食べたいものがありそう」と思った店を選ぶ。

その時に、

何が食べられる店なのかが、すぐ分かる。

これはかなり大事だと思います。

「和食店です」だけでは、少し広すぎる

飲食店側からすると、

「うちは和食です」
「日本料理です」
「季節料理です」

で十分だと思うことがあります。

でも旅行者からすると、それだけでは少し広い。

うなぎなのか。
天ぷらなのか。
寿司なのか。
すき焼きなのか。
牛かつなのか。
ラーメンなのか。

何を食べられるのかが分からない。

特に初めてその土地を訪れる旅行者なら、

店のこだわりを知る前に、まず何を食べられるかを知りたい。

私はそう思います。

上位店は、料理が想像しやすい

今回の上位10店を見ると、

浅草牛かつ 分店
神戸牛 和牛の刀
WAGYU SUKIYAKI 極
浅草もんじゃ もんろう
とろけるハンバーグ福よし

など、店名や表示を見ただけで、料理がかなり想像しやすい店が並んでいます。

これは外国人旅行者に限らず、日本人旅行者でも同じだと思います。

旅先では時間が限られています。

「この店は何だろう」

と考えさせるより、

「あ、牛かつが食べられるんだ」

とすぐ分かる方が、選びやすい。

とても単純な話ですが、案外できていない店も多いと思います。

老舗ほど、「何が食べられる店か」がぼやけることがある

私は老舗の飲食店を見ることが多いのですが、

老舗ほど、

創業○年。
伝統の味。
旬の素材。
職人の技。

という情報はしっかり出ています。

もちろん、それは大事です。

でもその一方で、

結局、この店に行ったら何を食べればいいのか。

が分かりにくいことがあります。

これは少しもったいない。

歴史を伝える前に、まず、

うなぎ。
会席料理。
飛騨牛。
鮮魚。
浜焼き。
法事御膳。

といった、

その店で食べられるものを、はっきり伝える。

そこから歴史やこだわりを知ってもらえばいい。

順番の問題だと思います。

Googleマップを開いた時、何が最初に見えるか

今は旅先の店探しで、Googleマップを見る人が多くなっています。

その時に見られるのは、

店名。
カテゴリー。
写真。
口コミ。
メニュー。

このあたりです。

だから一度、

自分の店をGoogleマップで見てみる。

そして、

この画面だけを見て、「何が食べられる店か」分かるだろうか。

と考えてみる。

これだけでも、改善点が見つかるかもしれません。

写真の1枚目が建物だけになっていないか。
代表料理がすぐ見えるか。
メニュー名が分かりやすいか。
店の説明が抽象的になっていないか。

ここはすぐ確認できます。

「こだわり」より先に、「何が食べられるか」

飲食店は、どうしても自分たちのこだわりを伝えたくなります。

産地。
製法。
歴史。
職人。

それは大切です。

でも初めて見るお客様にとっては、

その前に、

何が食べられるのか。

です。

そこが分かったあとに、

「なぜおいしいのか」

「なぜこの店なのか」

を伝える。

この順番の方が、伝わりやすいのではないでしょうか。

浅草のランキングを見て、改めて思ったこと

今回の調査では、浅草の2,303店舗から、外国語口コミ数の多い店がランキングされています。

私はその順位そのものより、

何が食べられる店なのかが、すぐ分かる店が多いこと。

が気になりました。

もちろん、それだけで繁盛するわけではありません。

でも、

何が食べられる店か分からない。

これは、店を選んでもらう以前の問題です。

特に観光地では、

初めて来る人。
その土地に詳しくない人。
日本語が十分に読めない人。

そんなお客様もたくさんいます。

だからこそ、

難しく考える前に、

「うちの店では、何が食べられるのか」

を、まず一目で分かるようにする。

Googleマップでも。

ホームページでも。

店頭でも。

それだけでも、店の伝わり方は変わるのではないか。

そんなことを考えてみました。


参考

株式会社mov
「2026年最新:外国人に人気の飲食店ランキング[浅草編]」

調査対象:浅草の飲食店2,303店舗
口コミ調査期間:2026年8月21日〜9月18日
口コミ総数:9,656件
外国語口コミ数:6,666件

※ランキングおよび分析は株式会社movによる独自調査です。本文中の「何が食べられる店かが分かりやすい」という部分は、ランキングを見た上での筆者の考察であり、人気との因果関係を示すものではありません。

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